ちょっと鈍感になりましょうよ

結婚相談所ワンバイワンのアドバイザー、福山です。今日は、恋愛お見合い違いについて、自身お見合い通じて感じことを語ります

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お見合い過敏症候群

私が勝手につけたネーミングです。

お見合いしているとき、皆さんはどんな感情や精神状態でしょうか。もちろん緊張していることでしょう。緊張していることは、お見合い慣れしているよりかえって好印象を与えるかもしれませんね。女性の場合は可愛らしく見えるかもしれませんし。

問題は、相手の言動に過敏になっていないでしょうか?という点です。”そこ、そんなに気になりますか?”というお見合い終了後のお断りの理由です。「仕事の自慢話ばかりだった」「お金のことについて質問されたのでケチだと思った」「服装が変だった」「自分の趣味を否定された気がした」「クルマにすごいお金をかけていた」「毎週、ゴルフと言っていたので週末は家事を手伝わない人だ」「ズルズルとコーヒーを飲んでいるのが気になった」「ずっと腕を組んでいて威圧感があった」「やたら、なるほど、なるほど、と繰り返し発言していてイラっとした」などなど。

それぞれは、事実かもしれないし、そうではないかもしれません。でも、事実かどうかよりも、仕事でもプライベートでも日常の異性との出会いでそんなこと普段に気にしていますか?と疑問に思うのです。仮に気になったとしても、好きか嫌いかの判断材料でしょうか。お相手を結婚相手としてどうか?という意識が働いているせいか過剰に相手の言動に敏感になっているように思います。携帯電話のアンテナが3本どころ、6本立っているぐらいに感度が高くなっているのです。

面接みたい

私がお見合いのときの会話で、どうしらよいものかと悩んだフレーズです。

自分のことばかり話しても良くないと思いと、お相手の女性のことを知りたいという思いでいろいろと質問をしてしまいます。そうするとよく言われるのが「面接を受けているみたい」といった”不快感”のようなコメントを女性からいただいたことが何度かありました。私は「あ、申し訳ありません。」と謝ります。

私の言い分として、ひとつの質問に対して話を膨らませてくれてキャッチボールができれば「面接みたい」にならないのにと思っていました。ひとつ質問するたびに「はい、そうです」「いいえ」「そうですね」だけで終わる女性ですと、そこから自分で話を膨らませなければならず、どうしても「面接みたい」になってしまうのです。

とはいえ、そうならないように試行錯誤を繰り返し、今ではどんなタイプの人でも話を合わせられる技術を身に着けることができ、コンサルティングの仕事にも役立っています。(笑)

恋愛結婚の場合

恋愛結婚で「初めて会った瞬間、この人と結婚する気がするって感じたんです!」というエピソードを聞くとなんだかロマンチックで羨ましくなりますね。それが”運命の人”だと思うと絶対に幸せな結婚生活になると感じてしまうことでしょう。

一方で、最初会ったときは「偉そうな感じだった」「キモイと思った」「性格がキツイと思った」とお互い笑いながら結婚にいたるまでの成り行きを話すカップルも多くいます。日常の出会いの場合、特に職場だと何度も会う機会が会って話しをせざる得ず、ある時、相手の印象が変わった瞬間があり、一発大逆転みたいな現象が起きるんだと思います。恋愛結婚する知り合いのそういったお互いの第一印象のエピソードを聞くと面白いですし、とても興味深いですね。

ところが、お見合いは、就職活動のような”一発勝負の面接”のような状況です。

お見合いは特異な状況

今、お相手について気になっていることって、幸せな結婚生活に重要なことで、もしかして離婚という不幸になるリスクの兆候かもしれません。とはいえ、一歩引いて冷静に考えてみてください。お互いプロフール写真と条件で選び抜いて申し込んで、お見合い当日までいろんな期待と不安、そして妄想が膨らみ(笑)、お見合いという特異なシチュエーションに臨んでいるわけです。”お互い普段の自分ではない状況に置かれている”ということです。そう考えますと、少しお相手の評価をもう少し荒い目で見た方が良いように思うのです。「解像度を上げる」という本が売れていますが、お見合いの場合は「解像度を下げてみましょう」と言いたいです。簡単に言うと”ちょっと鈍感になりましょうっていうことでしょうか。

男性に経済力があったり、女性が美しかったりして、そういう相手と結婚できたら安心感を得られたり、美人の妻は自慢かもしれません。しかし、結婚は、毎日の生活の積み重ねです。日常生活でハレーションがあれば、結局は”どんなに条件の良い相手と結婚しても幸せではない”のです。つまるところ、結婚は長い期間一緒に生活するからその前提で条件が良い人を選びがちですが、実は、毎日一緒にいて楽しいとか、笑って暮らせるとか、喧嘩しても仲直りできるとか、という視点が重要ではないでしょうか。

一般論と真逆かもしれません。”長期的な視点で将来を見据えてしっかり考えましょうではなく、目先のお相手の良い所を重視しましょう”です。

独断と偏見のアドバイスとしては

お見合いが特異なシチュエーションという罠にはまらないでください。

自分にとって結婚生活に大切なものを見失わないください。これは自分の性格や価値観との向き合いです。

お相手の気になるところで直せるところは自分が直してあげましょう。自分好みの相手にできるかもしれません。それに重要な前提条件は、お相手が”素直で優しく、謙虚で柔軟性のある人”であることでしょう。結局はここに行きつくのかもしれません。

ちなみに私は、相談所カウンセラーの他、メインの仕事では新卒の学生やキャリアの中途採用の面接官をやる管理職のポジションにありますが、一緒に働く仲間を選ぶ基準として上記の視点を重視しています。一流大学や超難関の資格を持っているとか、前職が一流企業で働いていたとしても、上記の条件を満たしていないと私は不採用にしています。

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この記事を書いた人

現在も上場企業の広告代理店グループにて日々後進を指導しながら、アドバイザーとして結婚相談所ワンバイワンの運営に参画。会員サポートにも携わっています。自身もIBJ会員として婚活を行い、55歳で歯科医師の女性と成婚。

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