(写真は、福山によるフラワーアレンジメントの作品です。)
結婚相談所ワンバイワンのアドバイザー、福山です。妻が私とお見合いしたときの印象をインタビューしてみました。
福山の妻
私の妻は、歯科医師でお見合い当時41歳(福山は当時55歳)です。表参道の歯科クリニックの分院長をやっていて、年収800万円とプロフィールに書いてありました。院長と言っても分院ですので勤務医と変わりません。私は、自分の年齢で専業主婦を希望している女性に贅沢な暮らしをさせてあげる自信がなかったため、手に職があるか、結婚後も仕事を続けたいと考えている女性を希望していました。
妻と私のお見合いですが、私は、ザ・キャピトル東急赤坂のラウンジ「ORIGAMI」で会ったこと、最初の挨拶と別れ際に一緒に日枝神社をお詣りしたことしか覚えていません。
妻の私に対する印象(以下、妻の発言そのままです。)
本当ならお店の前で待ち合わせでした。誰もいなくて結婚相談所に連絡しました。そしたら、お店の中に先に入ってると言われました。初めてのお見合いだったのでとても困惑しました。来ないのかなあ、と心配になってしまいました。
服装は、”ドレスコードはスーツだと聞いていたにも関わらず、Tシャツにカジュアルシャツ”でした。相手がスーツでホテルのラウンジであることを前提でキレイ目ワンピースを着て行ったので、私ももうちょっとカジュアルで良かったじゃん、と思いました。お見合いの日は8月のお盆ぐらいの猛暑の日だったからです。お会計のときにメガネを取り出したので”老眼なんだなあ”と思いました。
若く見えますねと言ったら、それなりに努力していますと答えたので、何やっているんですか?と聞きました。そうしたところ、両手で顔を覆いちょっと伏せて首をふりふりしながら”まだ、プライベートなことをそこまで言えなーい”と言ったので、ぶりっ子なおじさんだと思いました。その年代の男性がする動作じゃないのでとても違和感を感じました。逆に、年上の威圧感がなくてよかったとも思いました。おかげで肩の力が抜けました。交際で知ったのですが、”薄毛のAGA治療をしていることが恥ずかしく”て言えなかったみたいです。
会話の内容も可もなく不可もなく、特段、覚えていることはありません。無難な質問ばかり聞かれたように思います。”初めてのお見合いだったので判断基準がなくよくわからなかったため、とりあえずこの男性とプレ交際して、この男性を基準にしよう”と思いました。
お見合い終了後の別れ際にどうやって帰るんですか、と聞かれたので、私はせっかくここまで出てきたので日枝神社にお参りして帰りますと言ったら、”僕も一緒に行こうかなあ”と言って着いてきたのでびっくりしました。何でこの人は着いてくるんだろう、って不思議に思いました。単に神社に行きたかったのか、私へのアピールなのか疑問に思いました。
お参りしたとあとに、”ちゃんと住所と名前を言わないといけないんですよ”と言われ、それは知ってたけれど、知らなかったふりをして、言うなら先に言ってよと思いました。お付き合いして初詣に行ったり、結婚してから伊勢神宮に行ったり、お参りするたびに”住所と名前を言わないといけなんだよ”と毎回言うので、言ったことを毎回忘れているんだなと思いました。
私の言い分
上記の話、女性会員の皆さんの中にネガティブな印象を持たれる場面や、”こういう方は交際お断り”、という方もいらっしゃるかと思います。
しかしながら、これを聞いた私には、”それぞれにちゃんと説明できる理由や背景があるのです!”ここは、女性会員の皆さんのご想像にお任せします。ここで言いたいことは、お互い見えている景色が違うものだ、ということです。お相手の評価について、前向きにも後ろ向きにもどちらにもとらえることができるということです。よく恋愛ドラマでお互いのすれ違いシーンを見てモヤモヤしたり、わかってやってよ、と思ったりするような心境でしょうか。
ある有名なタレントさんの結婚に関する発言が気に入っています。自分にできるかはさてておき。
”妻と離婚しないと決めている。好きとか嫌いとかは関係なくそう決めている。離婚する理由なんて結婚していれば毎日でも見つけることができる。”
離婚弁護士いわく
私の部下は、家事事件(離婚や相続など)を専門に扱う女性弁護士です。離婚に限らず、交際していて円満に別れることができるカップルの相談にも対応するそうです。一度好きになってしまうと、薄々感じている相手の欠点に目をつぶる。DVやモラハラ気質になんとなく気付いていながらも結婚すれば相手の意識が変わると思って結婚したという人が多いそうです。”現在の状況より好転すると分かっていても、変化を避け現状維持を選ぶ現状維持バイアス”。 現状維持バイアスは誰しもが持っているものですが、意識するかしないかで知らぬ間に幸せへの道を妨げている可能性がありますよ、とのこと。
お見合いは、反対に気にしなくてもよいことにも目がいってしまう不思議な環境を作り出します。ただ、どちらにも共通しているのは、”変化を受け入れることを意識しましょう”という教訓でしょうか。
妻と結婚して”そんな話聞いていないよ”と思った真実は、妻がKinkiKidsのファンクラブの入会していて定期的に義理の母とコンサートに行っているということです。私の偏見ではありますが、なぜKinkiKids?という感じです。義理の母がコンサートに行けないときは私が付き合います。KinkiKidsですのでまだファンの年齢層が高いほうですが、ほとんどの曲を知らず、ほぼおじさんひとりのアウェイのコンサートは辛いです。お見合いのときに”KinkiKidsのコンサートに一緒に行ってくれる人がいいです!”と妻がうっかり?言っていたら、今頃どうなっていたか。妻は明らかにその事実を隠していました。なぜか私が友人や同僚にその事実を話すと怒ります。何か確信犯的なものを感じます(笑)
私が”禿のAGA治療をしていることを隠していた”ことも同じでしょうか。
”次のお見合いは、今までで最も素敵な出会いです!次の次のお見合いも同じです。”毎回、そんな気持ちでお見合いに臨みましょう。