政府が支援するAI婚活って効果ある?少子化対策になるの?

AI婚活データ

政府の支援する自治体のAI婚活ってどうなの?

駐在員・ビジネスエリート・エグゼクティブの婚活に強い
東京世田谷区結婚相談所ワンバイワン
ブログです。

政府・内閣府が、少子化対策でAI婚活を支援!?

自治体が婚活サービスとしてAIシステムを導入・運用する場合、必要経費の3分の2を補助するとして、内閣府が来年度予算の概算要求に20億円を計上したと報道されています!

自治体の婚活支援におけるAIの活用は、埼玉県や愛媛県ですでに行われていて成果が上がっているのだとか!

しかし、「希望に合わない人」を提案されて、自分に好意抱く可能性あるからっていわれても・・・!?

正直、希望に合わない人でも、自分に好意を持ってくれそうならアプローチしてみようかなと動ける人がそんなにいるなら、もっと多くの人が結婚できて、婚活支援なんて必要ないのではないかと思うのですが!?

コロナ禍の中で貴重な20億円が投じられるというこの内閣府おすすめのAI婚活って、本当に本当に効果あるのでしょうか!?

元自治体の計画策定コンサルタントの仕事もしていた、婚活カウンセラーが調べてみました!

「えひめ結婚支援センター 愛結び」のAI婚活の効果は?

政府が成功例として言及している自治体のAI婚活の先駆けが、愛媛県の取り組みです。

愛媛県では、「えひめ結婚支援センター」というところで「愛結び」というビッグデータを活用したAIによる婚活支援が行われています。

えひめ結婚支援センターホームページより。

えひめ結婚支援センターでは、この1対1のマッチングサービス以外にも、結婚支援イベント「de愛イベント」等も行っています。

センターの開設は平成20年からということですので、婚活支援に歴史がありますね!

愛媛県のホームページでは、平成30年12月31時点で以下の成果が公表されています。

  • 「de愛イベント」延べ参加者数 69,853人/ 成婚数 476組
  • 「愛結び」累計会員登録数 7,535人/成婚数 532組

ならしてみると、年間約100件のペースでご成婚がでているようですね。

えひめ結婚支援センターのホームページによると、「愛結び」のAI婚活ビッグデータの活用は、平成28年あたりから行われているようです。

AI婚活のビッグデータ活用の成果として、お見合いに結びつく確率がデータ活用前の「13%から29%に上昇」と報じられています。

センターのホームページでは、令和2年11月で成婚数がde愛イベント、愛結び合わせて1,238組。

上記の平成30年実績から2年間で約200件、成婚が増えています。

元々、イベント・愛結び双方合わせて年平均100件ベースの成婚でしたので、AI婚活はお見合いに結びつく確率の上昇には効果あったけれど、成婚に役立ったかどうかは公表されているデータからは判断することができません

ちなみに「えひめ結婚支援センター」は一般社団法人愛媛県法人会連合会という団体に運営が委託されています。

県からは、結婚・出産・子育て支援として、平成30年度予算で2,834万5千円の委託事業費が組まれておりました。

成婚者数のデータはありますが、あくまで成婚者の自己申告ということなので、そこから実際にどれだけ子どもが生まれたのかも不明です。

注目される取り組みではありますが、約3,000万円の予算が少子化対策に効果があったかどうかの評価は難しいのが実際ですね。

「埼玉出会いサポートセンター恋たまオンライン」のAI婚活の効果は?

続いて、政府が言及するAI婚活成功例とされる、埼玉県のAI婚活、SAITAMA出会いサポートセンターの「恋たまオンライン」をみてみましょう!

埼玉県のホームページによると、SAITAMA出会いサポートセンターは平成30年に運営協議会が設立されています。

運営協議会の役員構成は、

  • 埼玉県
  • 本庄市社会福祉協議会 (センター運営者)
  • 坂戸市(センター運営者)
  • (株)埼玉新聞社 (センター運営者)
  • (株)パートナーエージェント 企業(結婚支援事業者)

となっていることから、実質的にこのAI婚活のシステムをまわしているのはパートナーエージェントといえそうです。

AI婚活によるマッチングを実施するための、「恋たま」成婚者の声にもでてくる「EQアセスメント」というのは、パートナーエージェント社が自社の結婚相談所サービスで実施しているものでもあります。

これは、婚活者の考え方や価値観を自己分析するためのツールということで、110問もの質問に答えるという本格的なものです。

このため、年齢や年収と言った条件だけによらない、価値観によるお相手探しが可能になるというわけなんですね!

そもそも、結婚情報サービスの中でもパートナーエージェントは、自社内でのコンシェルジュによるご紹介がメインのサービスですが、男性の年収が非公開なのです。

パートナーエージェントのホームページには、「高望みをしてみませんか?」と扇動的なキャッチが書かれていますが、お相手の年収が非公開なのに高望みってどういうことなのか? ちょっと、理解に苦しみますね。

話がそれてしまいましたので、埼玉県の「恋たま」に話を戻しましょう。

「恋たま」ホームページ 実績より

この「恋たま」のホームページの成婚実績をみると、検索による成婚退会が48%に対し、AI紹介による成婚退会が52%と若干上回っております。

これを見ると、恋たまのAI婚活は、新たな成婚のご縁をつくるのに役立っているといえそうですね!

一方、「恋たま」のホームページには、

  • 2018年10月開設から成婚退会 69組

という実績の記載もあります。

愛媛県の「愛結び」成婚数 532組と比べると、いささか少ない数字のような…!?

より詳しいデータを見るため、埼玉県のホームページにある「SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会」での報告資料を見てみましょう。

令和元年3月31日現在で、AI婚活マッチングシステムの累計利用登録者数 3,509名に対し、成婚退会は41組と記載されています。

3,509人の登録会員のなかで、成婚退会した人は82名ということですね!

ということは、成婚率を成婚退会数/総会員数 で計算した場合、

成婚率 2.3%

これは、AI婚活も条件検索も含めての数字となりますが、少子化対策の効果以前に、そもそも成婚率低すぎでお話にならないのでは!?

令和元年度は県からの委託費で2,390万円の予算が組まれていました。愛媛県の愛結びの委託費は2,834万円だったのと比べても、埼玉県のAI婚活の費用対効果の低さは際立っています。

官製AI婚活の効果、地元自治体議員も疑問視!

私は埼玉県議会に友人がいるので、埼玉県議会でこのAI婚活の予算に対する議論はどうだったのか気になり、議事録を調べてみました。

ある議員は、民間や市町村なども婚活支援を行っていることに触れ、県がさらに税金を使って婚活支援をやらなきゃいけない根拠を質し、「私も7回、婚活ってやっているんです。参加したんじゃなくて、主催しているんです。成就するのは非常に難しい」と述べています。

また別の議員は、出会いサポート事業について「仕組み自体はいいかなとは評価しておりますけれども、ただ仕組みが良いことと事業の成果を上げることとは、また別の問題」として、民間のインターネットを使った婚活事業だと、数年以内に成婚する割合が何%なのか?といった質疑をしています。

県は、先行自治体として茨城県のAI婚活について取り上げ、成婚率が9.8%と説明をしていますが、この議員は「(埼玉県では)そこまで絶対いかない」と断言。

「埼玉県の今回行う事業というのは、なかなか成果を上げられないで民間の大手の結婚紹介会社のほうに食われていく」「県のほうに行った方は民間のほうに実際流れていて、民間の大手企業を膨らます展開になっていく」という懸念を表明しています。

たしかに、愛媛県や茨城県と比べると埼玉県では、民間の結婚相談所や結婚情報サービスが多数存在しています。

近隣には、人口の多い千葉県、東京都があります。会員からすると、県内だけの登録者によるマッチングに頼るよりも、千葉や東京の会員とも出会える民間の結婚サービスを利用した方が、断然出会いの幅が広がると考えることは間違いありません。

税金が少子化対策にならないばかりか、会員が民間大手企業に流れるリスクが高く、そのあたりが、実際に愛媛県と埼玉県での成婚効果の違いの大きな原因ともいえそうです。

国の方では自民党政権が進めるAIによる婚活支援ですが、自治体では自民党議員がこぞって疑問を呈しているのですから面白いですね!

希望条件に合う∔価値観が合う!理想を下げたくないあなたに

それにしても、せっかく費用を払って結婚相談所に入会するなら、沢山の会員の中から希望に合った方と出会いたいと思うのが普通ではないでしょうか?

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当相談所ワンバイワンの婚活支援では、希望に合わない人をAIに提案させるといった無責任な会員サポートではなく、会員さまの理想とする結婚生活を実現できるよう、あくまで希望条件に合った方とのご成婚をめざせる活動サポートを行っています。

理想を下げなくていい婚活をモットーに、「希望条件に合った方で、自分に好意を抱く可能性の高い人」をプラチナコース以上の会員様には必ずご紹介させていただいています。

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当相談所でも、これを活用したご成婚カップルも出ていますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね!

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この記事を書いた人

One by Oneでは、一人ひとりの〈しあわせ〉と〈ゆたかさ〉を底上げすることを経営理念に、会員さまのご成婚に向けてサポートさせていただきます。

政治家、官僚・公務員、医師、弁護士、公認会計士、税理士など専門職や士業の方、経営者・資産家・上場企業勤務等ハイステータス層とのネットワークをいかした、エグゼクティブ男性やキャリア女性のご入会、ご成婚に強み。

日本最大級の結婚相談所ネットワーク「IBJ」で毎年、受賞実績を重ねています。マッチング確率を上げ、さらに成婚確率を上げる、そのノウハウがあります。初回無料相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。

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